家具デザイングループ、ファシリテーターの荒田です。
家具デザイナーである長尾さんと一緒に、みんなのスペースに設置予定の1.6メートル四方の3つの家具をデザインします。
初めのガイダンスで、長尾さんから、「家具」って何だろう?といったことから、家具をデザインするヒントなどのお話しがあり、それを聞いた小・中学生あわせて7人の参加希望者がありました。
第1回目となる今回は、設置する家具の大きさってどれくらいなの?ということで、原寸のフレームモックアップによって、その大きさを確かめたり、3つの家具をどのようなテーマで作るか、アイデアを出す作業を行いました。
まずは、スケールチェックです。
フレームの中に入り、手を伸ばしたり出たり入ったりして、1.6メートルがどのような大きさなのかを肌で感じました。まだ始まったばかり、みんな「ふ~ん」といった感じです。次に、段ボールや紙を貼ってみて、ふさがれた状態はどうか?穴を開けたらどうか?など、様々な実験を行いました。
デザインのことは気にせず、思うままに穴を開け、フレームに貼りつけました。
1.6メートルのスケールを肌で感じたところで、いよいよデザインの作業に入ります。
今回、3つのキューブ家具をつくるにあたって、それぞればらばらにデザインするのではなく、その3つをどのようなテーマとするか?ということを考えます。
からくり、トリックアート、自然、花、山、鳥・・・
色々な意見を発表しながら、みんなの意見を分類していきます。
これらのフレーズをもとに、「では、福津にはどんな魅力があるかな?」ということで、さらにイメージを膨らませます。
祭りやカメ、ほたるなど、福津の特徴を表すフレーズがたくさん出されました。
これらの意見のまとめとして、大きなテーマを3つ絞り込み、そのテーマに関連して、しかけや模様など、具体的なデザインに落とせそうなフレーズを選ぼうということになりました。
決まったテーマは、「水系」「陸系」「生き物系」の3つ。
「水系」では、海・川といったテーマに、砂浜や花火といったフレーズ。
「陸系」では、植物・山といったテーマに、菜の花・コスモス・野菜といったフレーズ。
「生き物系」では、鳥・虫・動物といったテーマに、カブトガニ・ウミガメなどのフレーズが出されました。
乗ってきたついでに、今回のワークショップのタイトルもつけました。
名付けて、「大自然キューブをつくろう!」
楽しいキューブになりそうです!
次回に向けて、それぞれ1つ以上家具のアイデアを考えてくる宿題も出されました。
最初は控えめだった子も、テーマやチームが決まり、少しずつ積極的になってきたようです。
次回は、より具体的に、使い方や安全性の検証を行いながら、デザインしていきます。