2011年7月27日水曜日

部屋の大きさを体で測ってみよう:スペースデザイングループ(第1回)

スペースデザイングループは小学生6名と中学生2名、デザイナーは中園氏と佐藤氏、ファシリテーターを私、三宅が担当し、計11人のグループでワーキングを行いました。

今回、スペースデザインの対象となるのは、小学生が自由に使うことができる作業室です。
この作業室をどのように使うか、またその為にはどのような素材や色遣いが求められるか、どのような家具や天井の形状が良いかなどを3回のワークショップを通して考えていきます。
そこで第1回は今から考える部屋の大きさを知ろうということで、自分たちの体を使って部屋の大きさを測ってみました。


「両手を広げて3.1人分の長さ」「4人の身長+腕の長さ」と言った具合で会場にに部屋の大きさを再現しました。
また、午後からは、どのような使い方が考えられるかの意見を出し合い、作業室を
①何かをつくる部屋
②リラックススペース
③メディアスペース
④自然とふれあう部屋
の4つのエリアに分けることにしました。
次回は、この4つの用途に合わせたインテリアの形や素材、色について考えていきたいと思います。

スケールを知ろう~第1回家具デザインワークショップ~

家具デザイングループ、ファシリテーターの荒田です。

家具デザイナーである長尾さんと一緒に、みんなのスペースに設置予定の1.6メートル四方の3つの家具をデザインします。

初めのガイダンスで、長尾さんから、「家具」って何だろう?といったことから、家具をデザインするヒントなどのお話しがあり、それを聞いた小・中学生あわせて7人の参加希望者がありました。

第1回目となる今回は、設置する家具の大きさってどれくらいなの?ということで、原寸のフレームモックアップによって、その大きさを確かめたり、3つの家具をどのようなテーマで作るか、アイデアを出す作業を行いました。

まずは、スケールチェックです。

フレームの中に入り、手を伸ばしたり出たり入ったりして、1.6メートルがどのような大きさなのかを肌で感じました。まだ始まったばかり、みんな「ふ~ん」といった感じです。次に、段ボールや紙を貼ってみて、ふさがれた状態はどうか?穴を開けたらどうか?など、様々な実験を行いました。

デザインのことは気にせず、思うままに穴を開け、フレームに貼りつけました。

1.6メートルのスケールを肌で感じたところで、いよいよデザインの作業に入ります。

今回、3つのキューブ家具をつくるにあたって、それぞればらばらにデザインするのではなく、その3つをどのようなテーマとするか?ということを考えます。
からくり、トリックアート、自然、花、山、鳥・・・
色々な意見を発表しながら、みんなの意見を分類していきます。
これらのフレーズをもとに、「では、福津にはどんな魅力があるかな?」ということで、さらにイメージを膨らませます。
祭りやカメ、ほたるなど、福津の特徴を表すフレーズがたくさん出されました。
これらの意見のまとめとして、大きなテーマを3つ絞り込み、そのテーマに関連して、しかけや模様など、具体的なデザインに落とせそうなフレーズを選ぼうということになりました。

決まったテーマは、「水系」「陸系」「生き物系」の3つ。
「水系」では、海・川といったテーマに、砂浜や花火といったフレーズ。
「陸系」では、植物・山といったテーマに、菜の花・コスモス・野菜といったフレーズ。
「生き物系」では、鳥・虫・動物といったテーマに、カブトガニ・ウミガメなどのフレーズが出されました。

乗ってきたついでに、今回のワークショップのタイトルもつけました。
名付けて、「大自然キューブをつくろう!」
楽しいキューブになりそうです!
次回に向けて、それぞれ1つ以上家具のアイデアを考えてくる宿題も出されました。

最初は控えめだった子も、テーマやチームが決まり、少しずつ積極的になってきたようです。
次回は、より具体的に、使い方や安全性の検証を行いながら、デザインしていきます。

建物の壁とは、ふくつとは ~壁画グループ(第1回)~

建物は電柱ぐらいの高さになります

壁画グループ、ファシリテーターの岡です。
壁画グループのデザイナー(建築家)の水野宏さんを中心に小学生3人、中学生2人と一緒に考えていきます。


第1回は、まず壁について考えました。



イメージを言葉や絵にしていきます
今回の壁画の対象になっているのはただの壁ではなく、建物の壁です。建物の壁には外部と内部をさえぎる役割やがあり、そこに光や風を取り込むための窓などさまざまな“機能”があります。また、美術の授業で描くような絵のサイズの何十倍の大きさがあり、遠くからも見えるため、壁画を見るみんなの気持ちを考えて図案を決めなければなりません。

そこで、建設予定地に立ってみたり、いろいろな角度から見てみることで、その大きさや、どこからどのように見えるかを確認しました。
次に模造紙に自分たちが思うイメージをどんどん絵や言葉にし、実際に5分の1のダンボール模型に投影してみました。かなりたくさんのイメージが出てきたあと、福津やこどもの城にはふさわしくないと思うものを除いたり、グルーピングをしました。ふさわしいかどうかは、どうも福津市に関係があるかどうか、こどもの視点から考えることが重要であることがわかってきました。

最後に建物の立面図に具体的な絵を描いてみました。これは引き続き宿題としてメンバーのみんなに考えてきてもらいます。

第1回は、グループメンバーは、最初は戸惑い気味でしたが、手を動かしていく内に少しずつ活発な話し合いができるようになりました。次回は、みんなで持ち寄って絵を、水野さんのアドバイスを受けながら一つの案に絞り込んでいきたいと思います。


サインデザインワークショップの報告


こどもの城には屋内外に10以上の部屋やその他スペースがあります。サインデザイン班では、訪れた人にそれらの場所をわかりやすく案内し楽しく使ってもらえるようにするための「ネーミング」と「サインデザイン」を考えていきます。参加するのは、中学生2人と小学生8人の合計10人です。

1回は「ネーミング」に取り組みました。デザイナーの中牟田麻弥さんから与えられたルールは、ドキドキ、ワクワクなど「2文字で2回繰り返される音」で、かつ、「わかりやすく楽しいこと」です。

午前中は2手に分かれてアイデアを出し、午後は全体でまとまって、さらに名前の候補を出しました。 


 模造紙に入りきれないほどの案が出そろったところで、多数決でネーミングの決定会議を決定しました。


ことらが、多数決の結果です。

学習室(1)~(3)=モクモク スペース、スラスラ スペース、カリカリ スペース
作業室 = タンタン スペース
ロビー = ゲラゲラ スペース
多目的室 = あいあい ホール
スタジオ = アゲアゲ スタジオ
キッチン = グツグツ キッチン
売店 = ニコニコ 売店
屋上 = ポカポカ 広場

ネーミングが決まり、空間に対するイメージが少しずつ膨らんできたところで、最後に、1人1つずつ「サインデザイン」の担当を決めました。次回は各自が担当するサインデザインのイメージを膨らませてくることになっていますので、そのアイデアをもとに、具体的な形にしていく作業に取りかかります。

(田中那美/ファシリテーター)

2011年7月26日火曜日

第1回ワークショップが開催されました。

本日7月26日10:00から、第1回ワークショップが行われました。
参加してくれたこども達は、小学生が22名、中学生が8名の計30名!
今日は、4つのグループに分かれて作業を行いました。
4つのグループとは、
①壁画デザインワークショップ
②サインデザインワークショップ
③スペースデザインワークショップ
④家具デザインワークショップ
です。
それぞれ専門のデザイナーと、ファシリテーターがこども達の作業をお手伝いしました。
詳細は、各グループごとに報告していきます。

2011年7月19日火曜日

作戦会議!

第1回ワークショップまであと一週間。
本日は、各デザイナーと、担当ファシリテーターが一同に介して作戦会議を行いました。
このワークショップが、こどもたちにとってより楽しく、より興味深い内容になるよう、仕込開始!